資本輸入開発途上国と融資 2
補完的融資制度(CFF)および緩衝在庫融資制度のクォータ比引出し最高限度も低減されました。
例外的状況においてはこのような限度枠を超えることが可能であるか、融資総額はこの確立したガイドラインの枠内にとどまるものと見込まれます。
さらに、増枠融資制度自体が1984年来以降も継続されるかどうかについてはいまだ理事会の決定をみておらず、従って、IMFがこのように引下げられたクォータ比限度枠いっぱいまで融資することができるかどうかは不確実です。
多くの小規模かつ低所得開発途上国にとって好条件の譲与的国際収支支援融資として重要なものに輸出変動補償融資があります。
欧州共同体(EEC)がアフリカ・カリブ海・太平洋地域(ACP諸国)の63ヶ国に供与しているSTABEX(一次産品輸出所得保証制度)もそのひとつです。
同制度による借および贈与の供与額は、1981年の1億2400万ドル、1982年の1億8700万ドルに比し、1983年は約5800万ドルに低下しています。
1982年5月の増資努力にもかかわらず、近年STABEX制度は資金不足から、適格な申請全てに応えることができなくなっています。
同制度の将来のあり方および資金については、現行のACP-EEC間の協力協定である第2次ロメ協定に代る新協定の締結交渉(1983年10月に開始された)の一環として検討されています。