資本輸入開発途上国と融資
近年、国際貿易および金融環境が期待されるような好転をみせていません。
調整プロセスは継続されるものと考えられるので、1984年に期限切れとなる27件のIMF融資取極のうちの多くが更新されなければならないでしょう。
IMF第8次増資に関し、1983年11月末までに増資発効に必要な数の加盟国がそのクォータ増額に同意したため、1984年におけるIMFの融資能力は増大しています。
また、国際決済銀行(BIS)からの臨時借入30億SDRによって、IMFの短期的な金融弾力性も強化されました。
IMFの潜在的資金力も、一般借入取極(GAB)の拡大・改組の発効、また、それと平行して、サウディ・アラビアとの借入取極の締結によって改善されています。
しかし、1984年1月初めの総務会決定は1984年におけるIMFの貸出し能力を制限するものです。
出資割当額(クォータ)の増額によって、全ての加盟国はIMFから追加的借入れを行うことができるようになりますが・・・
しかし、借入残高制限(融資限度枠)は、各盟国の国際収支困難の深刻さ及び調整努力の程度に応じ、これまでのクォータ比600%から408%または500%に引き下げられました。
年間限度枠も150%から102%または125%に引き下げられました。