公正で公平な相互接続条件 2
NTTの構造規制が必要だというなら、相互接続ルールで解決できない問題を先に検討するべきでした。
相互接続で解決できない問題の中で最も重要な問題は、ユニバーサルサービスです。
国民が等しく享受できる最低限の通信サービス・・・
つまり通信のシビルミニマムをどうやって確保するか、という問題です。
通信のシビルミニマムとは何か、という議論は別途ありますが、いつでも、どこでも、だれもが支払い可能なコストで、電話がかけられることと定義してもよいでしょう。
電話だけでなく、インターネットFAXやインターネット接続サービスだって、最低限の国民の権利だと主張する人もいるかもしれません。
こうしたサービスは、いくら公正な接続ルールができても実現できません。
自由化されたら、企業は需要が多い地域で競争でサービスを提供します。
しかし、へき地や離島で通信事業者が競争でサービスを提供するとは考えられません。
へき地、離島でなくても、国内にあまたある過疎地でサービスを提供する事業者はいません。
携帯電話がそのいい例です。