テレビによってつくられる欲求 4
政党の指導者がコミュニケーション企業との関係において困難につきあたるのは、もっぱらこれらの企業に支払いうるものを見つけだせるかという点だけです。
ところが肝心の資金調達手段が発展したのは、政治家相互の競争が激しくなったこと・・・
また、議員を量産する何人かのコミュニケーション・コンサルタントの要求が高まったという2つの圧力が収敏したためでした。
それゆえかの有名な政治のマーケティングが、その領域をたえず押し広げてきたのです。
1988年には、米国で上院議員と下院議員のポストをめぐる競争に、ほぼ5億ドルの費用が費やされました。
1971年と比べると10倍の額です。
フランスの共和国大統領の選挙には、すべての候補者を合わせてほぼ5億フランを要しました。
それと同時に、さほど権威のないポストのとりわけ地方責任者のポストの候補者の費用も大幅にはねあがり、いまやいくつかの主要都市の市長の場合には数千万フランに達するほどになっています。
同じような「袖の下」は、本来受け取ることだけを期待して手堅くあたえることを望まない政党の活動家にとっては、まったく手の届かないところにあります。
これらの袖の下を提供できるのは、いわゆる「経済」セクターだけです。
いいかえれば、とてつもない付加価値の一部をそのために当てることのできる企業だけです。