地区計画と計画規制 4
局地環境の形成に対して、新たな公共部門と民間部門の協同の可能性を導入します。
以上4つの要素群を一体的にとりあげうるということは局地環境の空間形態を一般規制では到達できないレベルで制御しうる最小限の範囲でしかないのです。
これら以外にも、計画の目的や住民の合意レベルに応じて規定しうる要素を用意しておく必要のあることはいうまでもないでしょう。
次に、これらの土地と上ものの相互の関係を具体的・即地的かつ平面的・立体的に規定するためには、プラン(=詳細計画図)を用いなければ技術的に不可能でしょう。
また、このような空間規定は構想的な地区設計の過程をも経て出てくるものです。
計画技術的にみて模型なども利用されてしかるべきですし、模型を介して住民の空間認識も助けられるでしょう。
さらにプランの精度をどのようなレベルにおくべきかについて、図面のスケールとも関係します。
1)1/2500というスケールは、イギリスのローカルプランや日本の面的プロジェクトに用いられる詳細プランにみられるものです。
このスケールでは、地区公共施設などは正確に記載できますが、土地と上ものの関係においては、あまり精度を期待できません。
したがって、前者が中心で、後者については、あまり詳細な規定を要しない場合に向いているのです。